大手銀行から見た、クレジットカード現金化業界取り込みの魅力
日本を代表するほど大きな金融機関が、こぞってクレジットカード現金化会社を自社のグループに取り込もうとする理由はいくつかある。
クレジットカード現金化事業は顧客が分割払い、リボ払いを選択した場合に、顧客からクレジットカード 現金化会社への現金の支払が発生する。そのため定期的な金利収入が見込め、自己資本率低下に喘ぐ銀行の財務体質や収益構造の改善に繋がる。また、クレジットカード事業は顧客の囲い込みが容易であり、自社や提携会社へのロイヤリティを高めることができる。
だがそうした理由以上に、大手銀行がクレジットカード事業を重視する理由は、顧客の購入履歴が手元に残るというこの1点によるところが大きい。購入履歴があれば、顧客がどんな製品を嗜好しているのかが、それこそ手に取るように分かる。この情報をマーケティングに利用しない手はない。銀行側が入手したこれらの情報を、提携している企業と共有することで、提供先の企業は顧客の獲得がより一層容易となる。特に新規顧客を獲得するには、既存顧客の5倍以上の経費が必要だとも言われているが、あらかじめ顧客の購入履歴があれば、自社の顧客となりえる潜在顧客を探し出すのはそれほど難しくない。
